昔からフランス人は水で顔を洗わないと聞きますが、なぜだろう??と不思議でした。
こちらに来て、周りの人達に話を聞くと、本当に洗わない人が多くてびっくり。
でも、フランスに住んでみて理由が空気が乾燥していることと、水の違いによるものだとわかりました。水に含まれるカルキの量がとても多く、台所や洗面台、水が流れる所は、掃除しないとすぐに真っ白にカルキがこびりついていくのです。
もちろん肌や髪の毛にも影響があり、パサつき、カサつきが気になります。日本で売っているシャンプーを使っても、こちらでは泡が立たなかったりするのは、日本の軟水に合わせて作られているからのようです。
それにより、フランスでも洗顔が推薦され始めています。ただし、洗顔により、ハイドロリピディックフィルム※が弱まる可能性や、水分不足肌になる危険もあり、肌別に洗顔方法は変えた方がいいとされています。
例えば、皮脂性肌は、朝と晩の洗顔は可能ですが、普通肌から乾燥肌であれば、1日1回、あるいは週に2、3回の洗顔のみ。拭き取りタイプとの交互の使用なども推薦されています。そして、乾燥肌へのお薦めはグリセリン入りのクリームタイプを使って指で優しく洗うこと。よくすすいで、乾かした後には、滑らかにしてくれるトリートメントなどを塗布してしっかり保湿。
普通肌でも、洗顔した後は、必ずローションで顔に付いているカルキを拭き取ります。とは言え、顔に付いているカルキが目に見えるわけではないので最初は半信半疑なのですが、そのままほっておくと顔がパキパキに突っ張ってくるのですぐ必要性が理解できます(笑)
フランス国内でも住んでいる地域によってカルキの量も違うので、本当に厄介なものです。
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