カルビーが腸内細菌と睡眠の質の関係性を研究報告

企業戦略

カルビー(株)は23日、腸内細菌と睡眠の質の関係性について、第78回日本栄養·食糧学会において研究報告を行い、特に話題性や実用性が高い研究に与えられる「トピックス賞」を受賞した。

研究では、腸内細菌叢と睡眠の質の関係性を明らかにすることを目的とし、内閣府の事業として北海道情報大学及び国の研究機関、民間企業が共同で実施した「すこやか健康調査」のデータベースをもとに、約600名の腸内細菌叢と睡眠時の脳波のデータを解析。寝つきの良さや中途覚醒の多さ、熟睡している時間の長さといった睡眠の質によって腸内細菌が異なっていることがわかった。中でも腸内細菌のうちAlistipes属とN3睡眠(最も深いノンレム睡眠)の時間に相関関係が見つかり、Alistipes属が増えるとN3睡眠の時間が増えることが示唆された。

カルビーでは、同社のマテリアリティ(重要課題)として「人々の健やかなくらしと多様なライフスタイルへの貢献」を設定し、その実現に向けた成長戦略の中で「食と健康」領域を重点に掲げている。その一環として腸内細菌叢の研究や睡眠の研究に注力しており、個人の腸内環境検査のサービスや、グラノーラを定期購買するサービス「Body Granola」や睡眠サポート食品「にゅ~みん」を販売展開している。

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