日本の恵みを享受 五感が整う唯一無二なエクスペリエンス【SPA sunya(スーニャ)】

企業戦略

新宿・歌舞伎町の新宿TOKYU MILANO跡地に2023年4月14日、高さ225m、地上48階、地下5階、塔屋1階の「東急歌舞伎町タワー」が誕生した。東急株式会社、株式会社東急レクリエーションが新宿・歌舞伎町の再開発プロジェクトとして建設を進めていた「エンターテインメント×ホテル」に特化した超高層複合施設だ。地階~17階にエンターテイメント、飲食施設、5月19日にオープンした18・20~47階には「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」(538室)、「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」(97室)、4つのレストラン&バー、最上層にはペントハウス5室と「SPA sunya(スーニャ)が位置する。

歌舞伎町の賑わいと熱量を下層階に残し、「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」の最上階47階へと昇る。日常との一線を画す静寂な空間に「SPA sunya(スーニャ)」は佇む。運営は㈱ウェルネス・アリーナ(東京都渋谷区)が行う。

冠名「sunya」はサンスクリット語で「空」。ホテル最上階にある「天空」のスパと、心身ともに浄化され自分自身を「空(ゼロ)」にする意味を併せ持つ。東京の五つ星ホテルに存在するSPAとして「日本の恵みを凝縮した唯一無二のエクスペリエンスの提供」をコンセプトに掲げ、設備、トリートメント、プロダクツ、BGMの全てに「日本らしさ」を凝縮させた。

全4室(スパスイート3室 25㎡:シャワー、トイレ、ジェットバスやレインシャワー付き有、グランドスパスイート1室 61㎡:シティビュープライベートバス、レインシャワー、トイレ)にはダイナミックな窓が施され、眼下に見渡す東京都心の眺望と、移り変わる天空の色彩が堪能できる。SPA BGMは、東京の自然音源を現地で録音収録したものを使用。トリートメントを受ける季節や時間に合わせ緻密なタイムテーブルが組まれている。玉川上水のせせらぎ、明治神宮の木々のざわめき、鳥の声が静かに流れ、自然の中で心身を解放する時空を作り出す。本物の自然の音に包まれ受けるトリートメントは、深いリラクゼーションへと誘われ至福の極みとなる。

トリートメント・プロダクツは日本伝統の素材である国産ユズ、クロモジ、レモンなどを原料とし、自然由来成分で作られたホリスティックケアブランド「ALL THAT  SPA」を使用。メニューは、顔の反射区にアプローチした刺さない鍼刺激で顔のリフトアップに導く「フェイス リフレクソロジーKAOYOMI」90分 45,540円、国産シルク使用し日本伝統の所作を組み入れた肌不調にアプローチする「ブレッシング オブ シルク コクーン」90分 45,540円などで構成される。人気は「ホリスティックエナジートリートメント」60分30,360円、90分37,950円、120分50,600円(サービス料・消費税込)。日本の自然の恵みを享受し、ここでしか得られない体感に感激し涙するゲストもいるという。トリートメントの後は、天空のスパラウンジで抹茶をいただきながら、心身が整う余韻をゆっくり愉しむことができる。

SPAゲストは宿泊客であるハイエンド層が多く、リピーターも増加傾向。20~30代の外国人男性が多く、日本人では50代前後の女性が中心。男女比は6:4。宿泊者以外でもSPA予約は可能で、トリートメント・プロダクツを追い求め同SPAにたどり着いたゲストもいるという。「唯一無二のエクスペリエンスを提供する日本を代表するSPAを目指すと共に、ゲストの日常を支えるSPAでありたい」と運営担当者。

歌舞伎町タワーは開業後約1ケ月で来場者数100万人を突破、ホテルは開業前より訪日外国人観光客を中心に予約が多数あり、開業以降も好調としている。

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