24年度なでしこ銘柄の評価項目に「フェムテック」を追加

業界動向

経済産業省と東京証券取引所が選定する「なでしこ銘柄」について25日、令和6年度の評価項目に、更年期症状などの女性特有の健康課題を解決に導く「フェムテック」を活用した支援などを新たに加えると発表された。女性の健康課題による社会全体の経済損失は年間約3兆4千億円に上るとされ、評価項目の見直すことで企業に前向きな対応を促すとしている。

「なでしこ銘柄」は、女性活躍に前向きな企業を選定することで、企業への投資を呼び込み、積極的な取り組みを産業界全体へ広げることを目的に、平成24年にスタートし、現在43社が認定されている。令和5年度には両立支援の評価に重きを置く「Nextなでしこ共働き・共育て支援企業」も創設した。

今年6月に決定した女性活躍や男女共同参画の重点方針「女性版骨太の方針2024」で、企業の健康診断において、月経随伴症や更年期障害などの早期発見につながる問診実施を促す方針を掲げたこともあり、今回新たに評価項目に追加された。26日より令和6年度の募集を開始している。

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