日本フィットネス産業協会が全国統一キャンペーンをスタート

業界動向

(一社)日本フィットネス産業協会(FIA)は1日、同協会加盟の全国フィットネスクラブ約100社3,000店舗協力のもと、「いのち輝くフィットネスへ」キャンペーンをスタートさせた。期間中は、全国のFIA加盟クラブで利用できる無料体験チケットクーポンを発行。公式LINEの友達登録で入手が可能だ。(2022年3月31日まで)共通で利用できるクーポンの発行は業界初となる。

同キャンペーンは、フィットネスの重要性・安全性を改めて周知し、施設の利用を促進することで、コロナ禍で運動機会が失われた人たちに元気を取り戻してもらうことを目的としている。同協会会長の吉田正昭氏は「日頃は切磋琢磨する当協会加盟の全国のフィットネスクラブが協力して、日本の元気を取り戻すため、一丸となって取り組むことになった。各社の業績の回復がまだまだ不透明な中、今回のキャンペーンが、これからの弾みになればと考えている」と語る。

キャンペーン用に開設された特設サイトでは、「生きがい」や「いのちの輝く」、「希望」を表現したシンボルマークやキービジュアルとともに、企画に賛同するお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明氏出演のキャンペーン動画や競泳選手の池江璃花子氏によるメッセージ映像などを公開。運動することの大切さを訴求する。

またSNSを活用した施策も実施する。協会加盟施設の各公式SNSから、FIAフィットネスクラブスタッフやトレーナー・インストラクターがポージングと一言メッセージを投稿し、10万人を目標につないでいく動画リレーを発信する。

キャンペーン開始に先駆けて行われた記者発表会では、元K-1世界王者の魔裟斗氏をはじめ、キャンペーンアンバサダーが出席し、それぞれコロナ禍で運動ができなかったときの辛さや運動することの大切さを感じたエピソードを披露。キャンペーンへの参加を呼び掛けた。

企画の策定に携わった広報PRプロジェクト委員会委員長で同協会副理事長の笠原盛泰氏は「フィットネスクラブの参加率は欧米で約15~20%といわれるが、それに比べて日本は5%とまだまだ低い。この機会に休会していた利用者に再開してもらうとともに、参加率10%を目指し、産業を盛り上げていきたい」と話している。

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