DXが変えていく未来型のヘルスケア(Forward Digital Transformation changes the Future of Healthcare Services “Forward”)

連載

米国の大型ショッピングモール内に精力的に出店し、DX を活用した=Digital Health を核とするヘルスケアシステムに注目が集まっています。
2016 年にサンフランシスコで創業し、 2017 年からクリニックをスタートしたForward は、月額 $149 で入会するメンバーにウエラブルや移動式、または町中にあるラボで無制限に検査が行え、常にデータへアクセス可能で個々にオンラインで医師と相談を行えることで未然に病気を防ぐシステムを提供しています。
この方法によって遠隔地でもアップデートした診療を可能にするデジタルヘルスが網羅できることで注目を集めています。

写真はロスアンゼルス空港から20 分ほど北上したショッピングモール Westfield Century Plaza にオ ー プ ンしたForward で す。内部に入ると約5 分間ほど担当のスタッフがボディースキャニングなどのデモンストレーションを見せてくれます。
直近ではモール内のみならず、移動式のトレーラーでも実際のクリニックとほぼ同じ検査を提供できるサービスを開始しました。この最新テクノロジー搭載のトレーラー車で移動するクリニックを実際に始めたのは Forward が初めてです。

未来型の医療は DX を活用することで、病気を治療する以前に病そのものを未然に予防する形に変わっていくのでしょう。そうなれば DX は米国の高額な医療費を覆す Game Changer となるかもしれませんね。

五十嵐 ゆう子 Yuko Igarashi

流通ヘルス&ビューティコンサルタント
米国在住の流通専門家。グロサリー業、ドラッグストアを始めとする小売流通全体のコンサルティング&通訳を兼ねるスペシャリストとして活躍。また児童教育や美容・健康産業にも精通し、「DIET&BEAUTY」でコラム(米国の健康・美容最新事情)を15年近く掲載中。その他に日本生協連合会生活資料、イズミヤ総研などの執筆を手掛けている。

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