浜松市 健康管理アプリで「予防・健幸都市」実現に向けた検証開始

業界動向

静岡県浜松市が官民連携で取り組む「浜松ウェルネスプロジェクト」では28日、取り組みの一環として、市の実証実験サポート事業に採択された(株)べスプラと協力の上、「脳と体の健康維持/促進に向けた健康管理アプリの大規模実証実験効果検証」で市民の自発的な健康管理促進に向けた知見収集をスタートさせた。

同プロジェクトは2020年4月にプロジェクトチームを発足。市民がいつまでも健康で幸せに暮らすことができる持続可能な都市「予防・健幸都市」の実現に向け、「浜松ウエルネス推進協議会」「浜松ウエルネス・ラボ」の2つの官民連携プラットフォームを中心に、ヘルスケア(疾病・介護予防や健康づくり)事業の推進やヘルスケアサービス等の創出、地域企業の健康経営、官民連携体制の強化等の取り組みを実施している。浜松市内の企業を中心に現在140団体が参画する。

今回ライフスタイルや健康意識に関するアンケートと、ベスプリの開発した「脳にいいアプリ」で健康管理記録・推定BHQの測定(期間中継続して利用)を実施。検証実証で得られた知見の研究を通して、市民の脳と体の健康増進と「予防・健幸都市」の実現を目指す。

また浜松ウエルネス・ラボでは昨年12月より、キリンホールディングス(株)、(株)ファンケル、聖隷福祉事業団と共同で、乳由来「βラクトリン」を用いた軽度認知機能障害を持つ人を対象に、認知機能や気分状態への効果を検証する臨床研究を実施している。

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