睡眠時間・労働時間を変えずに睡眠の質やビジネスパフォーマンスが向上

企業戦略

睡眠に関する製品及びサービスを展開する(株)ブレインスリープは9日、異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革推進コミュニティ「Millennial Innovation for the Next Diverse Society」※が推進する『睡眠で働き方を変える!プロジェクト』の一環として、睡眠に着目した健康経営の検証サポートを実施した。検証結果から、継続的な睡眠改善行動は、睡眠時間や労働時間の変化がない中でも、睡眠の状態を判定する”睡眠偏差値”や睡眠の質、日中の眠気の軽減、生産性の向上につながることがわかったという。

検証では、参画企業の従業員約30名に睡眠習慣に関するセミナーや食事、運動などの睡眠改善行動に約1ヵ月間取り組んでもらい、同社の開発した睡眠計測デバイスやアプリなどを活用して測定し、睡眠状態について改善行動の実施前後で全国平均と比較した。その結果、期間中も平均睡眠時間、平均労働時間は全国平均とほぼ変わらなかった一方で、睡眠偏差値の5つの項目(睡眠の質・睡眠習慣/睡眠時無呼吸症候群(SAS)リスク/生産性/日中の眠気/働き方・ストレス)すべてにおいて改善傾向が見られた。また日々の計測頻度が高いほど、睡眠偏差値の向上度が高かったことも明らかになり、日々の睡眠の可視化と計測頻度を高めることの重要性を確認した。

※「Millennial Innovation for the Next Diverse Society」:キリンホールディングス、乃村工藝社、日本マイクロソフト、Panasonicを含む22社が参加する異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革コミュニティ。

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