ポーラ 肌分析データもとにコロナ前後のライフスタイル・体調肌変化を比較

企業戦略

(株)ポーラ(東京都品川区)は、同社のパーソナライズドサービスブランド「APEX(アペックス)」の分析データをもとに、コロナ前後でのライフスタイル・体調や肌変化について、分析データを集計し、比較した結果を発表した。

同社が2019年7月~2020年3月(コロナ前:1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月より前の9か月間)と、2020年7月~2021年3月(コロナ後:前述したコロナ前の翌年同期間)で分析したところ、ライフスタイル・体調においては「睡眠不足」「朝すっきり起きられない」「紫外線によくあたる」に当てはまると回答した割合が、コロナ後期間で減少。「PC・スマホをよく見る」「運動不足」「顔や足がむくみやすい」に当てはまると回答した割合が増加していることが分かったという。

このことから、外出の自粛やテレワークの導入で紫外線にあたる機会が減少、新しい生活様式の中でライフスタイルを見直し、睡眠時間の確保や睡眠の質改善を意識する人が増えたと推測している。一方で、外出を控えたことで運動不足やむくみを感じる人が増加し、WEBサイトでの購買行動やテレワークの普及などの社会のデジタル化促進でPC・スマホを使用する機会が増えたという。

また肌分析では、上記それぞれの期間において5段階スコアの平均値を比較。シミの要因である「メラニン」、くすみの要因である「にごり」(肌の明るさが低下して暗く見えること)、肌の乾燥状態を左右する「うるおい」が良化し、「ニキビリスク」が悪化しているという結果となった。「メラニン」「にごり」は紫外線にあたる機会が減少したことが要因の一つとして考えられる。また、睡眠時間の確保や睡眠の質が改善されたことが「うるおい」の良化に寄与が考えら、長時間のマスク着用の影響で「ニキビリスク」が高まったことが考えられるとしている。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP