三越伊勢丹がTBCにソシエワールドを売却

企業戦略

(株)三越伊勢丹ホールディングスは12日、(株)ソシエワールドを子会社に持つSWP ホールディングス(株)の全株式を TBC グループ(株)に売却すると発表した。昨秋よりTBCグループとソシエワールドとの事業提携の話が浮上しており、双方にメリットが有るとの判断から、両社協議の上、決定したという。

今回の株式取得により、TBCグループでは、両社のサービスや顧客層に重なりが少ない事から「新規顧客の開拓」や、技術力やサービスの向上による「エステティック事業の発展」、さらにヘアサロン事業、アイビューティ事業などを取り込むことで企業理念である「“トータルビューティ”の強化」を図る。

なお譲渡株数は 6 万 1400 株、売却金額は非公表。手続きの完了は7月1日を予定している。

三越伊勢丹ホールディングは2017年1月にSWPホールディングスの全株式を取得。トータル・ビューティ事業を強化するべく、SWPホールディングスの保有する美容サロン「ソシエ・ワールド」のノウハウの取り込みを目的に買収した。しかし、その後、2019年には美容に対する顧客ニーズの多様化や競争激化による売上の減少により、特別損失としてのれん等の減損損失126億円を計上していた。

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