大塚製薬（株）（東京都千代田区）は18日、月経前の女性の変化をサポートする複合型サプリメント「トコエル（toccoell）」の発売を開始した。「エクエル」「エクエル ジュレ」とともに、女性のライフステージに寄り添う“大塚製薬エルシリーズ”として販売展開していく。
同製品に配合されるγ-トコフェロール・γ-トコトリエノールは、大豆油や米油に多く含まれるビタミンEの一種で、一般的なビタミンＥ（α－トコフェロール）とは異なる働きで注目を集める成分だ。その代謝物が女性特有の周期的な心身の変化にアプローチする。加えて、女性の健康や美容をサポートする成分・エクオール、不足しがちな栄養素のカルシウムを配合する。
社員を対象に実施した仕事への影響調査（大塚製薬調べ）によると、月経前の体調が原因で「仕事を辞めようと悩んだことがある」「仕事を辞めたことがある」との回答が全体の58％。さらに約6割が昇進の辞退及び辞退を考えたことがあるという。
同社の女性の健康推進プロジェクトリーダーの西山和枝氏は「40代以降の女性の健康をサポートするべく「エクエル」「エクエル ジュレ」に加え、今回性成熟期の30代女性をメインに月経前の女性の変化をサポートする「トコエル」がラインアップされた。製品がそろったことで、いよいよ女性のトータルヘルスケアに取り組むことができる。若い方から40代以降の女性まで幅広く啓発活動を行っていきたい」と語り、女性の健康を理由に退職や昇進を諦めない社会の実現へと期待を寄せている。
メーカー希望小売価格1200円（税抜）。全国の医療機関及び一部ECサイトで販売を行っていく。
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