自然が生んだ奇跡のキノコ 北海道から世界へ羽ばたく

連載

上記写真:(左から)栽培担当者の森川氏、第一栽培責任者の塩原氏、第二栽培責任者の杉崎氏

地域の美と健康が動き出した【第70回】(北海道)

皆さんは「霊芝」をご存じですか?

「霊芝」はマンネンタケ科のキノコで、中国医学では「命を養う薬で、毒性は無く、多量に、長期服用しても副作用はなく、身を軽くし気力を益す不老長寿の薬」として広く認知されてきました。

その「霊芝」に出会ったのが、長く糖尿病でインシュリン治療を受けてきた当社代表取締役の尾北氏で、霊芝の定期的服用により長年のインシュリン依存から解放されました。尾北氏は自身の経験から一人でも多くの方に健康になってもらいたいという強い思いで、今から12年前に(株)北海道霊芝を設立しました。

霊芝には「免疫力の向上」「生活習慣病の予防・改善」「がんを予防・抑制する効果「美容・スキンケア効果」の他、様々な効果が期待できる有効成分が豊富に含まれており、尾北氏は、原料としての製造、健康補助食品の開発販売とグローバル展開を目指しています。

有機認定霊芝を使ったお茶

特に同社が重視している点は「高品質の追求」です。有効成分であるβグルカン等を多く含有する栽培方法((独)産業技術総合研究所との共同開発)に関する特許取得、北海道食品機能表示制度(ヘルシーDo)の認定、加工と農産での有機JAS取得、北海道産にこだわった原材料での栽培、菌床づくりから培養、栽培、製品化までの一貫生産体制による管理等、その品質に対する強いこだわりは、特に健康に敏感な欧米市場から、高い評価を受けています。

また、健康補助食品という形態だけでなく「霊芝」の効能を広く知ってもらう為に、カレー、だし、プロティンといった様々な食材とのコラボを展開。その思いは全世界にわたり、今では64カ国との取引実績を上げています。

しかし、残念ながら国内における「霊芝」の認知度はまだまだ低く、中小機構の支援メニューを活用しながら、一人でも多くの方に知っていただけるよう奮闘しています。

今も美唄市という人口2万人に満たない北海道の一地域から全世界へ「北海道霊芝」の商品は発送されています。「明日の健康を創造する」をビジョンに掲げ、尾北社長の熱い挑戦は続きます。

URL https://www.hokkaido-reishi.com/

(独)中小機構北海道本部 アドバイザー(経営支援)新井正記

経営戦略、マーケティング、IT活用等多岐にわたる課題解決をサポート。「国際唎酒師」「温泉ソムリエ」の資格を持ち、食と健康へ強いこだわりを持つ。

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