自民党 女性の「健康ハイリスク層」に対する政策提言へ

業界動向

自民党の人生100年時代戦略本部小委員会(委員長・高階恵美子元厚生労働副大臣)は15日、更年期症状による体調不良などから、40~50代女性を「健康ハイリスク層」と位置付け、国や自治体、企業に包括的な支援を求める趣旨の提言をまえとめたことが明らかになった。

40~50代は、働く女性全体に占める割合が高く、更年期症状、がんなどに伴う離職が課題となっている提言では国や自治体に対し、女性の健康政策推進責任者を配置し、対策を進めるための計画の作成も提案している。6月に政府がまとめる「骨太方針」への反映を目指す。

同員会では先月31日に、自民党政調会長の高市早苗氏に人生100年時代を見据えた女性の健康に関する包括的支援の在り方についての中間報告の申し入れも行っている。報告では、一生涯のうちに大きく生体機能が変化する女性特有の健康リスクについて、ライフステージごとの健康支援を強化する必要性を指摘。あらゆる年齢層の女性の健康リスクにワンストップで対応できる診療分野の確立等も求めている。

一方、フェムテック関連製品の普及に向けた政策の推進を目指すフェムテック振興議員連盟(会長:野田聖子議員、事務局長:宮路拓馬議員)において、不妊治療・妊活支援の内容をまとめた提言の取りまとめが行われており、政府及び関係省庁等への提出を予定している。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP