睡眠訴求の機能性食品の市場規模は24年に1,000億突破へ

業界動向

(株)富士経済が先月発表した機能性表示食品の国内市場調査によると、2023年の市場規模は6,865億円(前年比19.3%増)を見込んでおり、さらに2024年は7,350億と予測する。なかでも睡眠に関するヘルスクレームを訴求する機能性表示食品の市場規模は2023年に906億円(前年比42.9%増)を見込み、2024年には1,000億円を突破すると予測している。

「睡眠」をヘルスクレームとする機能性表示は674件(3月20日現在)で、「ストレスの緩和」や「リラックス作用」など関連する機能性を含めると1000件以上に上る。

現在、味の素(株)の「グリナ」をはじめ、機能性表示食品にリニューアルした商品を中心に市場が形成されており、新型コロナウイルスを契機に一気に需要が活性化し、2022年には「Yakult1000」の爆発的なヒットにつながった。2023年は前年までのブームが収まりつつあるものの、消費者の関心は引き続き高く、新たなマルチヘルスクレームを探索する企業も増えており、新商品の発売などで2024年も市場は拡大していくと同社はみている。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP