未病改善に取り組む美容サロン〜NOLASAPS(ノラサパス)

連載

1話 未病改善サロンはオープンして10年経ちました!

私が「未病改善」に取り組み始めたのは20年前になります。トイレを我慢することが発端で膀胱炎になり、腎臓結石になり、腎盂炎になり。大腸ポリープを何度も繰り返し。緑内障の疑いと診断され、橋本病にもなりました。原因が自分の生活にある、と思い始めるまでは、たくさんの薬を飲めば治るのだと信じていましたが、何年も状況は変わらない。そんな時に「未病改善」を知りました。自分の生活の中で病気になるのであれば、生活を変えれば病気が治る!と考え取り組み始めたことが、今のサロンの原点です。

神奈川県逗子市

その頃、ニューヨークでは、「SPA」が流行り、健康志向な生き方が注目されていました。日本の美容業界は、カリスマブームでニューヨークとは真逆。美容師の考え方や生き方は、不健康そのものでした。お客様にとっても、美容師にとっても、本当に必要なサロンを作ろうと心に決めて、10年前に未病改善サロンNOLASAPS(ノラサパス)を神奈川県逗子に作りました。

 

NOLASAPSは逆から読むとスパサロン。コンセプトは毎日健康で美しいです。技術が上手いのは当たり前、絶対に髪を痛ませない技術を研究してきました。また、ヘッドスパ、ボディスパ、フェイススパ、を独自で研究開発し、自分達の技術にプラスしてきました。スパ技術は東洋医学を用いて研究したところから、後に、鍼灸師とのコラボレーションを実現することができました。全国を調査した結果、逗子が日本で一番健康志向が強いと解ったので、全く知らない土地でしたが店を構えました。逗子という環境がなければ、今のようにできなかったと思います。大きな志は、成し遂げられず、普通な美容室をやっていたでしょうね。

店内の様子

サロンを作るのはお客様の存在は大きいですね。一番大変だったのは美容師の育成です。不健康な考え方で育ってきた美容師を健康的にするためには、まずは、労務の改正。夜間のレッスン廃止。過剰な上下関係を改善。自分で考えて、楽しく無理なく仕事をする環境は、私達美容師にとって本当に大きな課題でした。今は、古くから悪く伝わる美容師の価値観をいつも緩和してくれるのは、鍼灸師たちのように感じています。美容師達とコラボレーションできた技術者は唯一鍼灸師。やはり同じ国家資格を持った技術者同士が正解だったようです。その町で一番エコノミーな場所、美容室が変われば、その街は健康で居心地の良い場所になると信じてNOLASAPSやっています。

 

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