コーセーが高速プロジェクションマッピングによるメイク体験をCESで披露

製品・技術

(株)コーセーは、今年1月5日~8日に米・ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2023」で高速プロジェクションマッピング技術を用いたメイクシミュレーション「MIXED REALITY MAKEUP」を披露した。

「MIXED REALITY MAKEUP」は、東京工業大学の渡辺義浩研究室が保有する最先端の高速プロジェクションマッピング技術と、同社の肌の反射特性にもとづく色補正技術を組み合わせたメイクシミュレーションシステムだ。メイクは目や口といった表情の動きが大きい部分に投影することから、対応するには高速投影技術が必要となる。そこで同社はプロジェクションマッピング技術に着目し、さらに狙った色をメイクとして反映させるために、肌の光反射特性を踏まえた色補正技術を開発することで、動きのある顔上でも実際に化粧をしているような自然な仕上がりに見せるメイクシミュレーターを完成させた。

当日のイベントブースには1,200名を超える人が足を運んだ。体験者に実施したアンケートでは、「驚きや感動体験があったか」「新しい自己表現の可能性を感じたか」などの設問を10点満点で評価してもらったところ、どの設問でも約9割が8点以上の高評価を付けたという。また今回の展示では美容分野だけでなく、エンターテイメントなど多方面からも幅広く注目が集まったといい、化粧品の領域を超えた応用の可能性についても今後検討していくとしている。

同社のコンセプトストア「Maison KOSÉ 銀座」において、サービスが体験できる。

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