女性の健康週間 全国の自治体・企業がヘルスリテラシー向上目指しイベント開催

業界動向

女性が自らの健康に目を向け、健康づくりの実践に取り組む「女性の健康週間」が3月1日からはじまった。全国の自治体で1400以上の取り組みが実施されており、各地でセミナーやパネル展示、相談会、検診、メディアを通じた啓発活動などが行われている。最終日は国連が制定した「国際女性デー」として、世界中で女性の権利や活躍を支援するためのイベントが開催される。

厚生労働省では、「女性の健康週間」の実施にあわせて、特設サイト「みんなで知ろう。婦人科のこと~婦人科って何するところ?~」を開設した。婦人科の基礎的な情報から女性特有の健康課題である生理や更年期の受診について、また男性も知っておくべき女性の健康課題の悩みやサポートできることなどを紹介している。

東京都渋谷区と東京商工会議所が共同で設立した(一社)渋谷区観光協会では、「女性の健康が世界を変える」をスローガンに、女性特有の健康課題の認知拡大と解決のための行動を促進するプロジェクト「Women’s Wellness Action from Shibuya 」を発足。第1弾として3月1日からSNSキャンペーンを実施する。「#女性の健康が世界を変える」、「#シブヤ国際女性デー」のハッシュタグをつけ、活動への賛同を表明してもらう。さらに、賛同を示すロゴを開発し、ロゴ付きのエコバッグを販売し、認知の拡大を訴求する。

企業においても情報発信が行われている。大塚製薬(株)の「女性の健康推進プロジェクト」では、期間中全国で、生理・妊娠・更年期をはじめ、子宮がんなどの女性特有の健康課題や疾病に関するテーマでセミナーを開催。また理・美容サロンや医療クリニックの業務用設備機器等を取り扱うタカラベルモント(株)では、3月8日に大阪のコミュニティ放送局「YES-fm」で、『TAKARA BELMONT presents HAPPY Women‘s Cafe』と題し、“アナタらしい働き方とは?”について考えるラジオ番組を実施する。フィットネスクラブを展開する(株)ティップネスでは、オンラインフィットネス『torcia(トルチャ)』で、あらゆる年代や環境の女性ひとりひとりが、自分らしく健康でいるための応援企画として、3月末日までの期間中、女性に人気の“骨盤底筋エクササイズ”をはじめとするレッスンの無料提供を行っている。

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