オリックスがディーエイチシーを約3000億円で買収

企業戦略

オリックス(株)は11日、化粧品・健康食品メーカーの(株)ディーエイチシー(DHC)を買収すると発表した。DHC創業者の吉田嘉明会長兼社長との間で株式譲渡契約を締結し、事業承継という形で、同社の商品ブランドは維持する。買収額は約3000億円程度とみられ、事業承継に伴う買収額では過去最高規模になるという。

オリックスは、医療機器販売会社の(株)イノメディックスや製薬会社の同仁医薬化工(株)への出資、リゾートトラスト(株)との共同事業など、ヘルスケア事業に注力している。DHCに出資することで、同社の知名度と通信販売網、直営店、コンビニエンスストアやドラッグストアなどの広範囲な販売チャネルを活かし、さらなるヘルスケア分野のネットワーク拡大を狙いとしている。

DHC代表の𠮷田氏は、株式譲渡完了後に退任を予定しており、今後は新たな経営体制の下、事業を継続していく。

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