フェムテック議連 第一次提言に関する成果報告

業界動向

フェムテック振興議員連盟(会長:野田聖子議員、事務局長:宮路拓馬議員)は3月30日、第14回総会を開催し、第一次提言に対する政府における取り組み状況について報告が行われた。

令和3年3月に提出された第一次提言では、経血吸収ショーツや月経カップ、各種デバイスなどフェムテック製品に関する具体的な課題と方針が示され、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」、「経済財政運営と改革の基本方針2021」などにおいてフェムテックを推進する旨が盛り込まれた。

これを受け各種フェムテック製品のカテゴリについて検討や審査が行われ、子宮口キャップ、家庭用膣洗浄用スポンジ、家庭用骨盤底筋訓練器具がそれぞれクラスⅠ医療機器の扱いとなり、膣内に挿入し、膣分泌液の粘性から月経周期を知るデバイスについてもクラスI医療機器として扱うことが可能か現在検討中だという。また(一社)メディカル・フェムテック・コンソーシアムは経血吸収ショーツの薬機法上の位置づけや評価の観点、広告表現などワーキンググループでまとめた内容について報告し、(一社)日本衛生材料工業連合会は、制定された月経用カップの自主基準の内容について紹介した。

野田会長は「今後、フェムテックに関する政策を進める上で、過去の政策に則って考えるのではなく、全く新しいものをつくるつもりで考えていってほしい」と語った。

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