東京都の特設サイト「働く女性のウェルネス向上委員会」がオープン

業界動向

東京都では、10月10日、働く女性の健康課題に関するサイト「女性特有の健康課題を知る、学ぶ! 働く女性のウェルネス向上委員会」(https://women-wellness.metro.tokyo.lg.jp/)を開設した。女性特有の体調不良について、企業内全員が理解し、職場環境を整備し、働く女性のウェルネス(心身の健康)を向上させていくムーブメント創出が狙いだ。オンラインセミナーは一般向けだけでなく男性向けも実施していく。
コンテンツとしては、健康課題別体験談、企業の取組事例、専門家コラム、短編動画などで構成している。
同事業は、令和4年の都民による事業提案制度の応募の中から選ばれ、今年度実施に至った。都では、令和5年5~6月に企業と女性従業員を対象に、「生理休暇についての認識(法定の権利であることを知っているか)」「更年期の困りごと、支援制度の有無」「勤務先に導入してほしいフェムテック製品・サービス」などの実態調査を実施した。この、働く女性3565人、企業207社のアンケートデータからは、「生理による仕事への支障」や、「生理休暇が取りづらい」、「3割がキャリアアップを諦めている」などの現状が明らかになった。
都では「広く企業の方々に見ていただきたい」と話す。今後SNSやWEB広告、交通広告などでPRをしていく。11月1日には、オンラインセミナー(「女性のからだの悩みと職場の対策」)を実施、12月19日には男性向けオンラインセミナー(「知っておきたい 働く女性のからだのこと」)を予定しており、終了後はサイト内にアーカイブを掲載する。

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