オンラインで「リ・ブランディング」の実践演習

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美容・健康商材のブランディング戦略を演習形式でレクチャーする「ジャパンメイド・ビューティ研究会 オンライン『ビジネス開発演習編」が3月24日に開催された。同講座は、地域発の美容と健康を表彰する「ジャパンメイド・ビューティ アワード」特別審査員でもある(株)ヘルスケア・ビジネスナレッジ代表取締役社長/事業構想大学院大学特任教授の西根英一氏が「商品」「市場」「顧客」の3つのテーマで行われる連続講座。小人数制で大学のゼミのようなレクチャー(講義形式)とワーク(演習形式)に加え、参加者の個別の課題や悩みに対応するハンズオン(手取り足取り指導形式)による指導も行う。
第一回目は「商品をつくるとビジネスが生まれる―「商材」開発をリ・ブランディング発想で実践しよう―」をテーマに行われた。商材(商品・サービス・施設等)を開発したものの、消費者にその価値を上手く伝えることができずに、「商品が売れない」、「サービスが受けない」、そうした悩みを抱えている企業は多い。西根氏は、そうした企業がリ・ブランディングの際に考えるのが、機能的価値による“技術開発オリエンテッド”から情動的価値による“顧客体験オリエンテッド”へ変換することだと解説する。「商品のPRやブランディングにあたり、エビデンスに担保された機能的な価値が重要視される一方で、情動的価値といわれる顧客体験が軽視されがちになっている。そのバランスを整えることがリ・ブランディングだ」とし、実際の商品の実例を挙げつつ紹介した。後半ではワークシートを活用し、参加者それぞれが自社製品の機能的価値、情動的価値などについて書き込むことで、現状の課題や今後の戦略について学びを深めた。また最後には個別の課題について直接相談する時間も設けられた。
次回は4月21日は「市場」をテーマに開催を予定。既に競合企業が多数いる“レッドオーシャン”で勝負するのではなく、自分たちで市場をつくる“ブルーオーシャン”の開拓について学ぶ。

 

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