国内旅行消費額は昨年比80.1%増 夏休みの国内旅行人数は4,000万人に

業界動向

観光庁が18日に発表した2021年の4~6月期の国内旅行消費額(速報値)は、1兆8,091億円で2019年同期比では69.8%減となったが、前年同期比では80.1%の増加となった。

昨年の4~6月期は、4月に初の緊急事態宣言が発出され、外出自粛や休業要請等、感染拡大防止に向けた取組みが進んだ結果、旅行消費額が大きく落ち込んだ。今年も同じく緊急事態宣言の発出はあったものの、長引くコロナ禍における消費者の意識の変化も大きく、昨年比でプラスに転じた。国内旅行消費額のうち宿泊旅行は1兆2,783億円(前年比90.7%増)、日帰り旅行は5,308億円(前年同期比58.8%増)においても、いずれも2019年度比で減少するも、昨年比で増加した

一方、(株)JTBは経済指標や予約状況を元に1万人を対象に実施した独自のアンケート調査を実施し、今年の夏休み期間中(7月20日~8月31日)の国内旅行人数は延べ4000万人と推計。旅行総消費額は1兆3,200億円(前年比5.3%増加)で予測しており、旅行者数は前年から増加するも、大きな回復には至らないと見込んでいる。

 

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