パルコがウェルネス領域の新規事業 ウェルネスモール「Welpa」オープン

企業戦略

「PARCO」 をはじめとする商業施設を全国で展開する(株)パルコ(東京都渋谷区)は26日、ウェルネス領域の新規事業として医療モールの開発・運営事業への参入を発表。新しいコンセプトの医療ウェルネスモール「Welpa(ウェルパ)」の1号拠点を心斎橋PARCOに11月開業する。

PARCOの主要顧客である20~40代の女性は、専業主婦や非正規雇用の割合が高いことから、健康診断・人間ドックの未受診率が高く、がん患者率が高いとされる。なかでも、子宮がん・卵巣がんなど、女性特有のがんは若年世代でも罹患リスクが高く、さらに近年増加傾向にあるという。

Welpaラウンジイメージ

「Welpa」では、そうした女性たちに対し、クリニックによる検診・検査等の予防や未病対策に美容医療、その他日常的なセルフケアに役立つ商品を販売するショップやサービスまで、幅広く提供する場所としてオープンする。「Welpaは、DXやフェムテックといった新たな要素を取り込んだクリニックモールの進化版。コロナの時代において心の豊かさが求められており、そこにつながる新たなビジネスモデルだと考えている」と同社常務執行役員新規事業推進グループ管掌 泉水隆氏は語る。

同事業は、既存のPARCO出店企業やスタートアップ企業と提携して開発を行うオープンイノベーション型の合同事業で、事業パートナーとして医療分野でスマートメディカル株式会社、デジタル技術を活用したヘルスケアオートメーション事業でドリコス株式会社、社会課題・健康課題に取り組む協業パートナーとして、ブランディングディレクターの辻愛沙子氏、ラウンジ運営パートナーにfermata株式会社を迎え、今後事業展開していく。

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