女性版骨太の方針で“フェムテックの更なる推進”へ

業界動向

政府は6月3日、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2022(女性版骨太の方針2022)」を決定。①「女性の経済的自立」、②「女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現」、③「男性の家庭・地域社会における活躍」、④「女性の登用目標達成」の4つの柱を掲げた。女性の健康に関する項目では、昨年に引き続き「フェムテック」に関する記述が盛り込まれた。

今回の骨太の方針に盛り込まれた「フェムテックの更なる推進」では、フェムテック関連製品の法律上の位置付けと必要な規制の詳細等に関する議論を行うことに加え、必要に応じて薬事規制への該当性や審査のカテゴリーに関する個別企業の相談に応じるとの文言を追記。さらに、働く女性のライフイベントに起因する望まない離職等を防ぐための方策として、昨年よりスタートした実証事業を活用したフェムテック企業と導入企業、医療機関、地方公共団体等の連携による働く女性の就業継続支援、さらに消費者等からの情報提供があった場合に、関係府省庁間で情報を共有し、適切に対応することなどが盛り込まれた。

さらに新たに「女性の健康に関する知識向上等」の項目を追加。女性の健康に関する医学的・科学的な知識や情報・ヘルスリテラシーを高めるために、国の職員を対象に、研修などを通じて、能力を高めるための情報の周知など、国が率先して取り組むとの文言が記載された。

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