令和2年国勢調査の人口等基本集計の結果が11月30日に発表された。2020年10月1日時点での日本の人口は1億2,614 万6千人で、前回(2015年)から94 万9千人減少(0.7%減)。1920年の調査開始以来,初めての人口減少となった前回調査に引き続き、減少となった。また65歳以上の人口は3,602 万7千人で総人口に占める割合は28.6%。前回調査から256万2千人、割合で2ポイント増加した。
日本の65歳以上の人口割合は、イタリア(23.3%)やドイツ(21.7%)などの諸外国に比べても高く、世界の中で最も高い水準にある。総人口に占める 65 歳以上人口の割合の推移をみると、1950 年までは5%前後で推移していたが、それ以降は1985 年に10%、2005年に20%を超え、増加し続けている。
都道府県別にみると秋田県が65歳以上の人口割合が37.5%と最も高く、次いで高知県(35.5%)、山口県(34.6%)が続く。最も低いのが沖縄県の22.6%で、次いで東京都(22.7%)、愛知県(25.3%)が続く。
一方で15 歳未満人口は、1503万2千人(11.9%)で、こちらは世界で最も低い水準となった。
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