厚労省が健康づくりのための睡眠ガイド を10年ぶりに改訂 成人で6時間以上の睡眠を推奨

業界動向

厚生労働省は昨年末の12月21日、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を発表した。ライフステージごとの睡眠に関する推奨事項をまとめたほか、睡眠で休養が取れている感覚「睡眠休養感」を高めることの重要性を示唆した。

前回策定された「健康づくりのための睡眠指針 2014」から約 10 年が経過し、睡眠に関する新たな科学的知見などが蓄積されてきたことからも今回改訂が行われた。改訂では「21 世紀における第三次国民健康づくり運動(「健康日本 21(第三次))」の目標として掲げられた適正な睡眠時間と睡眠休養感の確保に向けた推奨事項を成人、こども、高齢者と年代別にとりまとめた。個人差があるとしながらも成人では6時間以上、小学生で9~12時間以上、中高生で8~10時間以上を参考に必要な睡眠時間をの確保を推奨している。また高齢者については、長い床上時間は健康リスクの恐れがあることから、8時間以上にならないことを目安に必要な睡眠時間を確保するよう、推奨している。

また、光、温度、音等の環境因子、食生活・運動等の生活習慣、睡眠に影響を与える嗜好品との付き合い方や睡眠障害、女性ホルモンの変動が及ぼす影響や、働き方における睡眠の不調等の健康リスクについても参考情報としてとりまとめている。

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